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守山市(もりやまし)は、かつて愛知県に存在した市。現在の名古屋市守山区に該当する。昭和の大合併で、愛知県では唯一廃止された市である〔愛知県では、平成の大合併で尾西市が廃止されている。〕。名古屋市のベッドタウンとして発展したが、守山市が誕生してすぐに名古屋市と合併の動きがあり、市として存在した期間は9年程である。 庄内川、矢田川沿いに位置し、東部は標高100m前後の丘陵地帯である。「守山」は「森山」が転じた地名と推測され〔江戸時代に記された「尾張国地名考」には、続日本紀に『和銅3年正月初て守山戸を充て諸山の木を伐ことを禁むとあれば爰も古へ山守を置かれたる所歟。』との記述があり、これが「守山」の地名の由来としているが、定かではない。〕、近世以前は「森山」と表記される文献もある。 同名の市として滋賀県守山市があるが、滋賀県守山市は1970年に市制施行であり、重複とはなっていない。 == 歴史 == * 戦国時代初期、尾張国山田郡が分割され、春日井郡と愛知郡に編入される〔山田郡分割時期は不明。1496年(明応5年)の文献には山田郡の名は記載されているが、1524年(大永4年)の文献には山田郡の名は記載されていないこと、太閤検地では山田郡は記載されていない事から、1500年頃と推測される。〕。 * 1521年(大永元年) - 松平信定により、守山城が築かれる〔。 * 1535年(天文4年) - 三河国岡崎城主・松平清康が、守山城で家臣の阿部正豊に暗殺される〔(森山崩れ)。 * 江戸時代、この地域は尾張国春日井郡であり、尾張藩領であった〔。 * 1878年(明治11年) - 大森垣外村と牛牧村が合併し、大森垣外村となる〔。 * 1880年(明治13年)2月5日 - 春日井郡が東春日井郡と西春日井郡に分割され、この地域は東春日井郡となる。 * 1889年(明治22年)10月1日 - * 守山村、川村、金屋坊村、大森垣内村、大永寺村が合併し、二城村となる〔。 * 幸心村と瀬古村が合併し、高間村となる〔。 * 大森村と森孝新田が合併し、大森村となる〔。 * 1897年(明治30年) - 旧日本陸軍第3師団第5旅団歩兵第33連隊が名古屋市中区から移駐。 * 1906年(明治39年)7月16日 - 二城村、高間村、大森村、小幡村が合併し町制施行。守山町となる〔。 * 1954年(昭和29年)6月1日 - 東春日井郡志段味村を編入。即日市制施行し、守山市となる(愛知県下18番目の市)〔。 * 1963年(昭和38年)2月15日 - 名古屋市に編入される(名守合併)。名古屋市13番目の区の守山区となる〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「守山市 (愛知県)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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